TVCMの音楽が人に与える影響

私は、TVCMの音楽が人にどのような影響を与えるかについて考察した。 TVCMには切っても切り離せない存在である音楽。なぜ、CMには音楽を用いるのか。ありのままの自然音を流すだけでは何が足りないのか。 先ずは、実際に音楽を用いずに制作されたCMについて調べてみた。

調べてみると、公益社団法人ACジャパンやお詫びと商品自主回収のCMには音楽がついていないことが多いとわかった。

続いて、よく耳に残っているCM音楽について調べてみた。

Fit’s(ロッテ)、インディード、グロップなど、そのCM用に作られた曲には歌詞に企業、商品名が入り、簡単で口ずさみやすい曲調を使用している率が高いように感じた。

反対に、音楽を聴いただけで該当CMを思い出すような楽曲について調べてみた。

また、そのCMを見ただけで誰もがその時代を思い出す、文化の一部のようなCMを探してみた。

東日本大震災時にはほとんどの企業がCM自粛をし、公益社団法人ACジャパンの広告がTVCMの中心となった。この時代を経験した人には辛く悲しい気持ちになるかもしれないが、このようにその時代を彷彿とさせるような大変印象深い広告もあった。

まとめ

TVCMには企業名、商品名を人の脳裏に刷り込むような影響がある。

印象に残るTVCMは、企業名を含んだフレーズを用いたものや、あえて広告とはズレた印象を与えるような音楽を用いたもの、見聞きしていて心地よいと感じるものであると感じた。 その他にも、そのCMを見聞きしただけで当時を思い出したりなど、その時代を生きた人の想いや文化になっていると感じた。 生活している中で、CM音楽は何気なく聞き流していることが多いと思われるが、ほんの数秒、耳を傾けて、これにはどんな意図があるのだろうと考える時間を持つことも楽しいかもしれない。