#36『勿れ星 - Nakare boshi』



夜はじきに溶けてゆくけれど 昨日のことは消えないみたい

君はじきに年を取るけれど 未だに好きだ あの時のまま



夜はじきに溶けてゆくけれど 昨日のことは消えないみたい

君はじきに年を取るけれど 未だに好きだ 時間は流る



デネブの光があなたをさらいそうでやりきれなくて

ただ 見守ることしかできない僕の元まで

落ちたらいいのに 落ちたらいい



この夜は誰かのために在って無くなるような

そんな光をまだ放っている

月の裏 誰にも看取られず星が爆ぜた

遠く輝いた 線を辿った



例えば君に見えるものが 僕にも見えて測れたならば

惑星みたいに都合よくて 衛星みたいに距離を取るの



鼓動を急かせば崩れてしまいそうなあなたのことを

ただ 受け止めきれるそれだけで満たされてしまう

君が欲しいのだ 君が欲しい



この夜は誰かのために在って無くなるような

そんな光をまだ放っている

月の裏 誰にも看取られず星が爆ぜた

遠く輝いた 線を辿った



この夜は誰かのために在って無くなるような

そんな光をまだ放っている

月の裏 誰にも看取られず星が爆ぜた

遠く輝いた 線を辿った

遠く輝いた 君が綺麗だ