#38『楽観ちゃん - Rakkan-chan』



採算合わずの人生だって

讃嘆 気楽にいきましょう

散々嘆いて悲しんだ後は

新しい笑顔が咲くのでしょう



レッテル見て吐き出す感嘆詞

帰り道の夜景は 見向きもせず嗤ってる

散々踏みしめた蜃気楼

隣の芝でいいなら 換えてあげたくなったよ



あぁなんだか路地裏の猫に化かされて

魔法少女にでもなってみたいな

カンカン照りの日差しも今は

私のことを照らしている



なんだか



未来は明るいって思ったら未来が明るく見えてきて

未来は暗いって思ったら未来が暗く見えてきた

明日も次もその次の次も私にとっては万倍日

ハッとして振り返って落ち込んで頭を下げたら土砂降り



閑散として嘆く商店街

『駄菓子屋』の文字が 確かにいた証

あんたのとことか あいつの好きな子とか

とことこ足音で かき消す午前九時



土砂降りの中閉じた傘の意味は考えず雨を浴びてる

傷口一つで愛せるのなら 醜くなんてないのです



先の短さに目を開いたら なんかちっぽけに見えてきて

嫌うことに真面目過ぎるから 好きだったもの見失った

誰かの為になんて言うけど そもそも自分に厳しくて

幸せなんて一時の解脱 でも情けないほどに求めて



どうしてあなたはあなたを嫌うの

どうしてあの人はあの子を嫌うの

どうして誰かを妬んで生きるの

何が怖くて 僻んで生きるの



未来は明るいって思ったら未来が明るく見えてきて

未来は暗いって思ったら未来が暗く見えてきた

明日も次もその次の次も私にとっては万倍日

ハッとして振り返って落ち込んで頭を下げたら土砂降り



その分明日が晴れるし