#8『夢浮橋 - Yume-no-Ukihashi』



ねぇねぇ気付いたら孤独でした

空いた車両 手を挙げて 想いを口にして

ねぇねぇ気付いたらここでした

夏の味染みついた公園 傍らで歌って



ねぇねぇ気付いたら孤独でした

浮いた者 「手を挙げて」口には出来なくて

ねぇねぇ気付いたらここでした

消えたのも 明日の航路に目を奪われてた



サイダーの泡のように 代えられる僕の望みを

夢に見させてくれ 夢に見させておくれよ



「まるで愛」とか大胆に叫んで

「君なら」とか抱いた夢見せるでしょ

そのままでいい そのままでいい

だって為せば成るんでしょ



大胆な夢 言葉に詰まって

苦笑いで隠すのは得意で

それでいいや それでいいや

なんて叫ぶことは無いような億劫



ねぇねぇ気付いたら孤独でした

意味無いし そのないしはどっかに行って

ねぇねぇ気付いたら孤独でした

もう内心 心の耐震無くなってしまって



ねぇねぇ気付いたらここでした

アパート十六畳一間のそこらでカートン吸って

ねぇねぇ気付いたらここでした

あの日に返すような踵もへずれて立ち止まってんだ



ライターを持つ僕に 呆れた顔をしている

貴方は言うんだ 貴方は言うんだ 貴方は言うんだ



ありのままで大胆に叫んで

「君なら」とか抱いた夢魅せるんでしょ

このままでいい このままでいい

だって為せば成るんでしょ



大胆な夢 言葉に詰まって

苦笑いで隠すのは得意で

これでいいや これでいいや

なんて叫ぶことは無いのは億劫?



目にしたかった夢 今迫って

手にしたいよな? 誰だって言うでしょ?

このままでいい このままでいい

なんて言い訳を探してんのは億劫



なりたいものばかりに縋って 

さよならすべきものに手を振って

らそうだ 僕らそうだ 歌っていたいだけだ



抱えてきた夢 言葉煮詰まって

そのまま口に出していたいから

これでいいんだ これでいいんだ

かき鳴らすギターだって止まない

そんな億劫




音源2021