INTERVIEW 城本芳裕 城本芳裕 城本芳裕 インタビュー 2019年11月11日、作曲活動を続けながらネットショップ運営会社に勤務する、音デ7期生「城本芳裕(しろもとよしひろ)」さんを学内スタジオに招いてインタビューを行いました。 インタビュアー:音デ12期生 八木 陽哉(ハルヤ)・淺倉景太(ケイタ) (一同)よろしくお願いします! Q (ハルヤ) 今はどのような仕事をされていますか? A (城本さん) ネットショップの会社で、商品の広告を作ったりするデザインの仕事をしています。 多分皆さん使ってると思うんですけど、Amazon、楽天、Yahooとかに出品するの商品画像やバナーのデザインをしています。 Q (ハルヤ) ジャンルとか決まってなくて、色々な商品って感じですか? A (城本さん) そうですね。例えばホームセンターとか、家電量販店とかにある、家具家電やアウトドア商品などを販売してます。 Q (ハルヤ) そういう広告を作った中で、この商品は凄い売れたな~とかありますか? A (城本さん) 今でいうとクリスマスツリーとかイルミネーションとか結構力を入れてて。 Q (ハルヤ) 季節に合ったものを。 A (城本さん) そうそう、季節用品とか。 Q (ハルヤ) 今の仕事で、苦労してる所とかありますか? A (城本さん) ちょっと仕事内容とはまた違うかもしれないんですけど、結構1日中座りっぱなしで、本当に休憩時間ぐらいしか立たないぐらいの。 Q (ハルヤ) あ~~~ A (城本さん) まぁ立っていいんですけど、集中したらいつの間にか座りっぱなしになってて。結構、足腰とか・・・(笑) T (藤原先生) 運動不足になるのだよ、こういう仕事してると。 A (城本さん) そうですね~。なので黙々とやる人は向いてるかもしれないですね。デザイン系は。 Q (ハルヤ) 今まで別の職業は何かされてましたか? A (城本さん) 今が3社目なんですけど、大学卒業して最初入ったのが、同じデザイン系なんですけど、新聞の折り込みチラシ専門のデザインですね。 その次が、カレンダーのデザインやってて、まぁ全部デザイン系なんですけど。 Q (ハルヤ) デザイン系の仕事を通して今の所に。今の所に転職された理由は? A (城本さん) カレンダーの会社で働いてた時に、自社サイトがあって販売してたんですけど、ネットに掲載する画像やバナーを作ることがあったんです。それをきっかけに、紙媒体じゃなくネットに興味持つようになって、ちょっと面白いなぁと思って、それで探してみたって感じですね。 Q (ハルヤ) デザインを考える上で、気を付けている所はありますか? A (城本さん) 見る人のことを考えて作ります。自己満足にならないようにってのは思ってますね。 芸術作品とは違うんで、その商品が売れてなんぼなんで。 Q (ハルヤ) ずっとデザインをされていて、やりがいだったり、楽しいと思える部分って何かありますか? A (城本さん) 例えば・・・自分が作ったデザインの商品が、売れたかどうか気になるじゃないですか。 ネットショップなので、何日に何個売れたか、ちゃんとデータとして見えるんで、それが嬉しいです。 自分が作ったその日から売り上げが伸びてたりしたら「効果あったんだ!」って。 やりがいにも繋がると思います。 Q (ハルヤ) 仕事の中で、こういうところ拘ってますとか、自分の強味みたいなものって何かありますか? A (城本さん) 自分がいざその商品を目にした時に、買いたいと思えるか?は基準にしてて、自分がいらないなと思うものでも、ちょっと欲しいかもと思わせるようには意識してます。 Q (ハルヤ) 大学生の時の思い出というか、作陽にいて楽しかったこと、役に立ったことは? A (城本さん) 同期の人たちと一緒に音楽をやれたことですね。周りにやってる人がいなくて、今まで自分1人で音楽やってたんで。 それはそれで楽しかったんですけど、音デに入って、自分とは全然違う音楽をやっている人と一緒に演奏したりするのが凄く楽しかったです。 Q (ハルヤ) 楽器は何ですか? A (城本さん) エレクトーンです。 エレクトーンはヤマハなんですけど、自分はカワイのドリマトーンっていう楽器です。 ドリマトーンって言うとちょっと通じない人がいるんで自分はエレクトーンって言ってるんですけど。 高校からピアノやってましたね。 Q (ハルヤ) どういう音楽が好きですか? A (城本さん) 本当に色々好きなんですけど、歌ものからインストまで、 劇伴 とかも好きですし。 Q (ハルヤ) 結構幅広く。 A (城本さん) 広く浅くみたいな(笑) 今でも和風曲とかピアノを主体とした曲は人並み程度には作れるかなと思ってます。 Q (ハルヤ)<br>影響を受けたとか、音楽を始めたきっかけとか、そういうアーティストっていらっしゃいますか? A (城本さん) アーティストと作曲家がいて、アーティストはずっとBUMP OF CHICKENです。 作曲家が佐藤直紀さんっていう、『海猿』・『ウォーターボーイズ』・大河ドラマの『龍馬伝』とか作曲してる人で、曲を作るきっかけになったのもその人です。 Q (ハルヤ) その人の音楽を聴いて、影響を受けて自分もやってみようと。 A (城本さん) 高3の時だったんですけど、大河ドラマのオープニングを見た時に、めちゃめちゃかっこいいと思って、オーケストラの曲。 曲作るのってすごいと思って、そこからですね。 Q (ハルヤ) 大学を決める前から作曲はされてたんですか? A (城本さん) 高3の時から曲は作り始めて、それまでは演奏をやってたんですけど。 Q (ハルヤ) じゃあ作曲するようになって大学を選ぶときに、そういう事ができる学校を選んでここに来た、みたいな? A (城本さん) 作陽は高1ぐらいの時から気にはなっていたんですけど、最終的に音デにしようということで。 T (藤原先生) 音デにした決め手は? A (城本さん) 新名先生の人柄が大きいですし、高校3年間オープンキャンパス行かせて貰って、話聞いてて、やっぱ音デいいなって思ってました。 Q (ハルヤ) 使っている DAW は何ですか? A (城本さん) Cubase 10です。もうずっとですね、1年生から。 Q (ハルヤ) やっぱり Cubase が使いやすいから・・・? A (城本さん) 最初に使い始めたんで。 Q (ハルヤ) 作曲歴はどのくらいですか? A (城本さん) 高3からなので、8年ちょいくらいですね。 Q (ハルヤ) 何曲ぐらい作りましたか? A (城本さん) お蔵入りになったのも含めて300曲くらいですね。 Q (ハルヤ) 作るのにどのくらい時間かけますか? A (城本さん) 曲によりですけど、歌ものだったりすると10時間以上かかるものもありますね。短いものだと数分くらいでできたりします。 アレンジが一番時間かかりますね、打ち込みの。 Q (ハルヤ) Youtuberに楽曲提供してるとお聞きしたんですが。 A (城本さん) 中四国地方を中心に面白い企画をされている「瀬戸内サニー」さんという方に楽曲提供をしています。 復興企画で、打ち込みで制作をしました。ぜひチャンネル登録してください(笑) T (藤原先生) こういうのって、どこから依頼が来るの? A (城本さん) Youtubeチャンネルを作る時にクリエイター募集をしていて、その中に音楽はなかったんですけど勝手に「要るな」と思ったんですね。 だからダメもとでメールを送ってみたら採用されて。 T (藤原先生) やっぱり自分から動くことは大切だね。 A (城本さん) 本当にそうですね。 Q (ハルヤ) 学校生活のことに戻るんですけど、放課後の時間は何をされてましたか? A (城本さん) バイトか、曲作るか、ですね。 Q (ハルヤ) バイトは何されてたんですか? A (城本さん) バイトはTSUTAYAでやってました。結構漫画や映画も好きだし、勿論音楽も好きだし、TSUTAYAいいじゃんと思って(笑) 最新情報も早いし、楽しかったです。 Q (ハルヤ) 漫画って何を見るんですか? A (城本さん) 王道なジャンプ系が多いんですけど、宇宙兄弟とか大好きです。知ってますか? Q (ハルヤ) 知ってます知ってます。 (ケイタ) 小栗旬のやつですよね? A (城本さん) あぁそうです。 Q (ハルヤ) 大学時代に彼女はいましたか? A (城本さん) いました。 Q (ハルヤ) おっ!大学で出会った? A (城本さん) そうです、同級生のピアノ科の人なんですけど。 Q (ケイタ) 今は? A (城本さん) 今は違いますけど(笑) Q (ハルヤ) 好きな女性のタイプは? A (城本さん) ざっくり言うと優しい人、思いやりがある人ですかね。 Q (ケイタ) 何色のブラジャーが好きですか? A (城本さん) 黒。今日も付けてるし。 (一同)そっちかー!(爆) Q (ハルヤ) 一本取られましたな(笑)自分のなりたい男性像ってありますか? A (城本さん) 有名人でいうと香川照之さんみたいな。自分に全然ない感じなんで。 汚い役やってもかっこいい、みたいな。 Q (ハルヤ) 大学の同級生と今でも繋がりありますか? A (城本さん) 会ってます。飲みとかで年に2、3回ぐらいは。長期休みとか。 Q (ハルヤ) お酒結構好きな感じですか。 A (城本さん) お酒好きですしそういう場も好きです。 Q (ハルヤ) 好きだった授業はありますか? A (城本さん) ああ~、寺田先生の インテグ ですかね、やっぱり。 Q (ハルヤ) インテグが。 A (城本さん) こういうマイク使う授業とか、面白いなって。 Q (ハルヤ) 学生時代の先生たちとの思い出は? A (城本さん) 進路相談で、新名先生が時間を取って下さったこともありますし、藤原先生にも、ウェブ系ちょっと興味あるんですと相談させていただいたことがありました。 すごく相談しやすくて感謝しています。 A (ハルヤ) 確かに、音デの先生方は相談しやすい! Q (ケイタ) 休みの日の過ごし方を教えてください。 A (城本さん) 楽器弾いたり、曲作ったり、飲みに行ったり。 Q (ケイタ) 酒飲むか楽器弾くかの2択ってことですか? A (城本さん) それだけ聞くとやばい(笑) Q (ケイタ) 音デの好きなところは? A (城本さん) みんな個性が強いところですね。一人ずつ色があって面白かった。 Q (ケイタ) 音デの良かったところは? A (城本さん) 良い意味で自由な感じですかね。 A (ケイゴ) 俺らめちゃくちゃ自由よな。 A (ケイタ) ありがたい。音楽デザインにはめちゃくちゃ感謝してる。 Q (ケイタ) 新名先生の心に残った言葉は? A (城本さん) ずっと言われていた、天職と適職の話は今もずっと思いますし、音楽一本じゃなくても、傍らでもいいから続けていくというのは大切にしていきたいですね。 Q (ケイタ) 今後のビジョンは? A (城本さん) 音楽とは別の仕事を続けながら、でも音楽は続けていきたいですね。 自分が作った音楽がどこかで役に立てると嬉しいな、と思います。チャンスがあればジャンルにとらわれず、どんなものでもやりたいと思っています。 大きな目標があるというより、ずっと続けていくということを大切にしていきたいと思っています。 Q (ケイタ) では、最後に、これから音デに入る子や、在学生などにアドバイスがあれば。 A (城本さん) 音デに興味を持つということは音楽が好きということなので、周りに何か言われてもその気持ちを大切に持ち続けてほしいなと思います。 (一同)ありがとうございました!