(津内さん)
今とは全然違うんですけど、就活して、音楽をやってることがおもしろいと言ってくれたところがあって、そこに就職しました。仕事の主な内容は事務で、となるとパソコンと向き合う毎日なわけですよ。それって人と話さないじゃないですか。でも「音デ」って、コミニュケーションをたくさんとって、いろんなことに挑戦しなよ、みたいな空気だったので今一つ馴染めなくて。そういう環境から事務に変わると、「あれ?コミニュケーションってどうだったかな?」っていう風になってきちゃってたんです。
そこからたまたま事務は事務でもちょっと特殊な事務に異動になったんです。普通のパソコンを使って電子カルテを見ながら作業をする事務から、リハビリの方で患者さんの診察をドクターの代わりにする作業に変わって、そこで患者さんと話すようになったときに「話す」ということについて学んでみたいな、ということを思ったんです。
とりあえず自分でいろいろ調べて、その中に音デと同じような雰囲気を持つ事務所を見つけて、それが今の事務所なんですけど、書いてることが「人との出会いを大切にしなさい」とか「いつも謙虚でいなさい」とか、そういうスタンスが凄く音デと似てるなと思って、話だけ聞きに行こうと思って行ってみたんです。それで「じゃあ、お話講座受けてみる?」みたいなところから・・・。最初はこの仕事をするつもりで行ってなくて、ただ、話すのが上手くなりたいとか、コミニュケーションを取る上での声のトーンとか、話し方とかも大切になってくると思って、そういうのを勉強したくて行ったんですけど。
卒業するときに新名先生に「別に同じ仕事をずっと続けなくてもいいんだよ」「転職が当たり前の世の中なんだから、就職して違うと思ったら別の道に挑戦してみてもいいんじゃないかな」というような話をしてもらってたので、人生一回きりだしと思って。なんかあれよあれよという間に仕事を辞めて、「こっちの世界の分野を学んでみない?」「ニュース読んでみない?」「レッスン受けてみない?」ってなっていってこっちに居ます。居心地がよくて、こうなりました。